熊本の建築士とつくるインテリアコーディネート
みなさま こんにちは!
HAPPY TIME DRECTION の せおと です。
さて、本日も、日々の気分が上がるインテリアコーディネートについて建築士の せおと の目線を交えながら皆様と考えていけたらと思います。
熊本の建築士とつくるインテリアコーディネート|-H様邸お打ち合わせ編-
本日は、H様邸お打ち合わせの続きをお話していきます。
前回までで、H様の雰囲気ぴったりに仕上がった建物の空間に合わせて、ここからは、家具のお打ち合わせ。
広々としたリビングが、大変印象的なH様邸。
飽きが来ず、長く愛着を持って使用いただけるインテリアを中心にご提案していきます。
- インテリアのおはなし -
インテリアも ” ナチュラル x シンプル ” のテーマに合わせてご提案。
ご家族構成なども考えながら、アイテムを選びました。
初回のプラン提案では、店頭で目に留めていただいたアイテムを中心に選定。
実際に平面図へと家具を落としていきます。
初回のプラン提案がこちら。
こちらのプランをもとに、暮らし方を踏まえつつ、アイテムをさらに吟味していきます。
数年ほど前に購入されたダイニングセットがあり、まだまだ現役で使えるお品。
小さなお子様がいらっしゃるので、お子様が小さなうちは、今持っているダイニングセットを使用するか
も含めて検討していきました。
ダイニングセットを持ち込んだ場合のプランがこちら。
様々、お話し合いを重ね、折角のご新築、家具も心機一転新しいものに変えて、新しい生活を楽しみたいとのお気持ちと、お子様がいらっしゃっても安心してご使用いただけるように、メンテナンスや使いやすさも考えて、最終的にこちらのアイテムたちを採用されました。
ソファは、お友達やご両親が遊びに来られた際も、みなさんでゆっくりとくつろいでいただけるよう、
カウチソファに合わせてオットマンをプラス。
全長2m90cmに届く、広々とした存在感抜群なソファがお家の印象を引き立てます。
とてもシンプルですっきりとした見た目のファブリックは、汚れや傷に強い、優れもの。
広々していながら、低重心でお部屋のインテリアを邪魔しないのも魅力のひとつ。
カバーも取り外しが可能で、クリーニングやカバー交換が出来き、小さなお子様やペットがいらっしゃるご家庭には、とても人気のうれしいポイントです。
ダイニングテーブルはセラミックの天板。
食べこぼしや、汚れが気になるというお声をもとに、汚れにも傷にも強いこちらを採用。
グレージュにも見えるホワイトのお色が他にはないお色味で、シンプルながらも、かわいらしいアイテムです。
脚には木の素材も入れて、合わせるチェアも木の優しい素材にしたことで、かっこよすぎない印象をプラス。
” ナチュラル x シンプル ” の雰囲気をぐっと引き出すアイテムたちです。
ダイニングのセラミックの素材に合わせて採用したのは、こちらのセンターテーブル。
ティアドロップ型の丸みをおびたデザインと、まっすぐ伸びる、直線的で細いアイアン脚の
相性がとても抜群で、ホワイトの天板と、まるいカーブがお部屋に柔らかい印象を与えてくれます。
テレビボードは、壁掛けのフロートタイプを採用。
脚のないスマートな見た目とは裏腹に、機能性はとても充実しており、大容量の収納と
カラーが豊富に選べることろも人気の理由。
ちょっとしたところですが、奥行きが通常のTVボードより約10cmほど短く、
重たい印象を与えないところに、細部までつくりこまれたデザイン美を感じます。
大きな面積をしめるラグも、空間をつくるうえで、忘れてはいけません。
はじめは、触り心地を重視して、毛足の長いもので検討していましたが、
まだまだ、お子様の食べこぼしや飲みこぼしも気になるところ。
また、お部屋もよりナチュラルな雰囲気に仕上げるため、毛足が短く、
お手入れがしやすい、丈夫なものを探しました。
ベースの色に他のアクセントの糸が加わることで、深みや陰影を演出してくれるのも
空間をつくるうえで重要なポイント。
これにて、家具のご提案もばっちり。
お家が完成して、インテリアが加わるのが、益々楽しみな瞬間です。
- カーテンのおはなし -
合わせてご提案するのがこちらもお部屋の印象を大きく変えるカーテン。
今回のお家は、リビングに掃き出し窓があるのですが、勾配天井で高い壁がとても印象的。
ここは、魅せ場だから、きれいに見せなきゃもったいない!
とのお話で、天井から床まで、ゆったりと余裕のあるカーテン計画をご提案。
住宅をつくっていた時代、よりすっきりとノイズの少ない空間を求めて、よく、床から天井まで続く大きな窓を提案したものですが、今回は逆転の発想。
壁一面をきれいにすっきり魅せたい!との思いから、
勾配天井で高く広い窓側を使って、いっぱいいっぱいにカーテンを広げていきます。
通常より面積が広い分、軽やかで、繊細なカーテン生地をいくつか選びご提案をしました。
今回、採用したのがこちらのカーテン。
シアーとレースのダブル生地で、見た目はとても軽やかながら、透け感があまりないのが特徴的。
日中、お外が明るい時間帯は、外からの視線は遮り、優しくお日様の光を取り込みます。
今回は1.5倍ひだを採用したのですが、このカーテンの魅力は、ひだが寄った際に出来る陰影。
建物の空間も、インテリアも、明るいところと暗いところをつくることで、立体的な空間がうまれ、
より深みが生まれます。
さて、インテリアも決めたところで、後は完成を待つばかり。
お客様も、私どもも、とてもとてもこだわった空間づくり。
次回、完成したお家の様子をお届けします。
とっても素敵なH様邸、完成を楽しみにお待ちください。
それでは、みなさま、本日もよい1日をお過ごしください。
※実際には、メーカー様の平面図に家具サイズを落としながらご提案していきます。平面図の公開が出来ませんので、私の手書き図面で、レイアウトも少し見づらいですがご容赦ください。