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熊本のインテリアコーディネーターが綴る家具の豆知識/ソファの選び方⑤

Kitayama Miyuki
シーヴ ソファ

♪ あかりをつけましょ ぼんぼりに~
お花をあげましょ 桃の花~
五人ばやしの 笛太鼓~
今日はたのしい ひな祭り~

というわけで…昨日は3月3日たのしいひな祭り!桃の節句でした。

HTD

女の子の健やかで幸せな成長を祝うために飾るお雛さまですが、出すときは楽しいのに何故か片付けるのは面倒臭がってたのを覚えています。

片付けが遅れるとお嫁に行くのが遅くなると言ってましたよね
片付けも満足にできない=良いお嫁さんになれない…みたいな感じだったんでしょうね(;’∀’)

お嬢様がいらっしゃるご家庭は、この週末に早めのお片づけを!

 

さて今週は「家具の豆知識」シリーズ!

今回は「ソファの選び方」の最終回をお届けします。

 

「ソファの選び方」のCHECK POINTは全部で5つでしたね!

CHECK1 生活スタイルを考える

CHECK2 デザインを考える

CHECK3 サイズを考える

CHECK4 座り心地を考える

CHECK5 張地を考える

 

ここまでご紹介してきたCHECK POINTでどんなソファが欲しいか少しづつ見えてきましたでしょうか~?

最終回はソファ選びの一番の楽しみでもあるCHECK5の「張地を考える」をチェックしていきたいと思います!

フランネルUK

⑤張地を考える

ソファの形が決まってホッとするのも束の間・・・次は張地を決めないといけません。

みなさまとても悩まれます…。
悩んで当然!ソファはリビングの中でも大きな面積を占める家具なので、選ぶ張地によって空間の印象が大きく変わります。

今更ですが「カラーを考える」というCHECK POINTも必要でしたね~(^-^;

書きたいことが書ききれない…。
カラーについては、また別の機会にまとめますね。

 

さらっとご説明しますと…。

明るめの色を選べば空間に広がりが出てスッキリとした印象になり、ダーク系の色を選べば落ち着いた雰囲気になります。

床の色とソファの色のコントラストを楽しむ選び方や、ソファをアクセントカラーとして自分の好きな色にするという選び方もあります。

私のおすすめはといいますと、ソファをベーシックなカラーにしてクッションやラグで思いっきり遊ぶコーディネイトです。

小物はトレンドを取り入れやすいし、お部屋のイメージを変えるのも手軽にできます。

みなさまは何色のソファがお好きですか??

 

さて、本題の張地についてですが、大きく分けて3パターンあります。

「ファブリック」「合皮」「本革」です。

それぞれのメリットデメリットをまとめますので参考にして下さいね。

 

『ファブリック』

ファブリック

ひとことで「ファブリック」といっても天然素材のコットンや麻、合成繊維のポリエステルなど素材もさまざまです。

組み合わせや織り方、加工の違いで厚さや肌触りなど全く違う生地が出来上がりますよね。
ネイビーと名前がついている生地でも数えられないほどの種類が存在します(^-^;

ファブリックは合皮と本革と比較すると、圧倒的にバリエーションが豊富なので選ぶ楽しさがある!というのが人気の理由ではないでしょうか。
楽しさ=大変さでもありますが、選んだ生地で出来上がったソファとご対面する時は最高ですよ。

張地(ファブリック)

冬は暖かく夏は涼しいので一年を通してストレスなく使うことができます。

生地によっては表面にホコリが溜まりやすかったり、シミや汚れに注意が必要ですが、掃除機をかけたりコロコロしたり、生地に応じたメンテナンスをすれば大丈夫です。

カバーリングタイプででウォッシャブルタイプの生地を選べば、洗濯をしながら清潔に使うことができるので、小さいお子様やペットが居るご家庭にはおすすめです。

張り込みタイプでも抗菌、防臭、撥水などの特殊加工をした生地を選べば、ちょっとした保険にはなりますよ。

 

『合皮』

合皮

天然の布地の上に合成樹脂を塗布して革の雰囲気を出した生地のことで、大きく分けるとPU(ポリウレタン樹脂)とPVC(塩化ビニール樹脂)があります。

何といっても合皮は比較的リーズナブルな価格で、本革の雰囲気を楽しめるというのが最大の特徴ではないではないでしょうか。

汚れが付きにくく除菌なども出来てとてもお手入れもしやすいので、小さなお子様の食べこぼしや、ペットが粗相をしても慌てず安心してお使いいただけます。

張地(合皮)

ただ合皮は水拭きOKだといっても水分には弱いので、お手入れの最後には必ずカラ拭きをするようにしてくださいね。
お風呂上がりの濡れたタオルなどをソファにポイっと掛けておく…なんていうのも絶対にダメです(-_-;)

また通気性に欠けるので夏に汗をかいたときになどは、ベタつきが少し気になる~という方もいらっしゃいます。

先にも書いた通り、合皮はリーズナブルで革の雰囲気を楽しめるのが魅力ですが、寿命は2~5年位といわれています。

本革のソファが欲しいけど、まだ子供が小さいから汚すのが心配…という方や、数年で違うソファに買い替えたい方におすすめです。

 

『本革』

本革

htdの人気商品BANソファのように豚革などを使用した製品もありますが、ソファに使われる張地の多くには牛革が使われています。

本革を選ばれるお客様の殆どは、ソファの購入を考え始めた時から、張地は本革で!と決めていらっしゃる方が多いようです( *´艸`)

本革って贅沢な素材なのでやっぱり憧れますよね~。

種類も色々あって、素材そのものの他になめしや着色など加工の方法の違いや、厚みなどで全く違う革になります。

統一された高級感を出したければ型押しの革、素材の良さを活かした風合いを楽しみたければオイルレザーなど、自分のイメージに合った革を選ぶといいですね。

張地(本革)

汚れにはとても弱い素材なので、日常的なお手入れとして、食べこぼしなどはシミにならないように直ぐに拭き取って下さい。

あとは年に1~2回専用のオイルをなじませて潤いをあたえると乾燥を防いで滑らかさを保ってくれます。
天然素材なので人間のお肌と同じでお手入れが必要ですが、ガンガン使っていただくいて、傷も汚れも味になるのが本革のかっこよさだと思います。

 

いかがでしたか~?

ソファの印象を決める張地を選ぶのは、悩みますがワクワクします。
ご自分やご家族の性格やライフスタイルにあった張地を選ぶのがポイントです!

IDEE ソファ

はい!

振り返ると11月からちょこちょこまとめ、5回にわたってお届けした「ソファの選び方」は以上です。

①~⑤まで全部読んだよー!なんていう方が一人でもいらっしゃったら嬉しく思います。

ソファご購入の際に、参考にされて下さい(・∀・)

 

最後に大切なことをひとつ!

ソファは大きな家具なので事前に「搬入経路の確認」をされて下さい。

必要なのは玄関や部屋などドアのサイズ、廊下や階段の幅、マンションにお住まいの方はエレベーターのサイズなどです。

またソファを設置する場所まで直角に曲らないといけない箇所があるかも確認して下さい。

不安なことは何でもお訊ね下さいませ。

htdではみなさまの家具選びのお手伝いをさせていただいています。

お気軽にご相談くださいませ(*^-^*)