HAPPY TIME DIRECTION [ハッピータイムディレクション] HAPPY TIME DIRECTION [ハッピータイムディレクション]

コーディネート

地獄温泉 青風荘様[HANARe&曲水舎]

Client
熊本県阿蘇市 地獄温泉 青風荘様
Coordinator
北山みゆき
Concept
1日3組限定の贅沢なお宿とコミュニティスペース

阿蘇五岳のうちのひとつに数えられる烏帽子岳の山麓に沸く温泉で、古来より湯治場として親しまれてきた「地獄温泉 青風荘.」。
災害から5年、再興した青風荘は「ライジングエナジー」満ち溢れる場所になりました。
宿泊宿・ロビー・レストランなど各施設が点在する分棟型の建物は、歴史を感じる新たな空間に生まれ変わりました。
今回は宿泊棟「HANARe」と湯治宿「曲水舎」をご紹介します。

HANARe

青風荘の中心にあるロビー棟から少し離れた所にある3棟の「HANARe」。3棟とも居間に奥行きの浅いソファとテーブル、お縁にラウンジチェアとサイドテーブルを配置しました。
ご利用されたお客様が次に訪れる時、違うお部屋を予約したくなるような感覚を持っていただきたく1棟づつ家具を変えてあります。

木の香りがする部屋の窓は全て戸袋にしまうことが出来て、ここからの眺めを独り占めできます。とても贅沢なお部屋ですが「ライジングエナジー」を全身で感じて心身共に寛いでいただける空間になっています。

[HANARe1]

居間はKOKOROISHI(心石工芸)チャンクチェア片肘タイプの1人掛けと1.5人掛け。その座面の高さに合わせて製作したサイドテーブルです。

背座共に程よいクッション性があり、寛ぐのにちょうどいいサイズ感とレイアウト変更ができる機能性も持ち合わせています。無駄のないシンプルなデザインですが、革の良さを十分味わえる心石工芸らしいデザインです。

革はロビー棟と同じオイルレザーKWシリーズのブラック。汚れもキズもつきますが、使い込めば使い込むほど革の風合いが変化して馴染んでいく、革好きの方が好まれるタイプです。
造作のサイドテーブルはウォールナットの突板仕様。座面とテーブルがフラットなのでとてもスッキリ見えます。

お縁にKOKOROISHI(心石工芸)ライトパーソナルチェアオットマンSIKI(シキファニチャ)ユーロサイドテーブル

張地はもちろんオイルレザーKWシリーズです。額縁の技術を応用し極限まで細く作られたフレームのチェアはコンパクトサイズで、その重さは僅か10kg程度と驚くほどに軽量です。

ユーロサイドテーブルの片面が直線というアシンメトリーなデザインは、チェアに寄せたり、壁に付けたりと扱いやすい一面を持っています。

[HANARe2]

お縁にCuero(クエロ)BKFチェアHAY(ヘイ)DLMサイドテーブル。日本の温泉宿に北欧デザインの家具という個人的にとても好きな組み合わせです。

BKFチェアはハンモックのように身体を預けて座れますが、人が座ったときにかかる体重によってレザーが変形しないような作りになっており、計算され尽くした曲面のカーブのおかげでこの快適な座り心地は実現されています。
HAYのDLMは「Don’t Leave Me =置いてかないで!」の略。約2.2kgと軽量で取っ手もデザインされているので楽々と移動することができます。

[HANARe3]

居間はHANARe1と同じ、KOKOROISHI(心石工芸)チャンクチェアの木部と張地のカラー違いと造作サイドテーブル、そしてTEORI(テオリ)オーバルリビングテーブル

TEORI(テオリ)は竹の産地である岡山県倉敷市真備町で1994年に設立された竹製品専門ブランド。3積層のクロス集成材が作り出す個性的な断面がデザインのひとつにもなっており、竹独特の風合いを楽しめます。

お縁は大阪を拠点にさまざまなクリエイティブ活動を展開するgraf(グラフ)が手掛ける家具ブランドNarrative(ナラティブ)Easy Chair(イージーチェア)Otto Stool(オットスツール)。こちらはTEORI(テオリ)三角スツールをサイドテーブル替りに合わせました。

この他、各お部屋の洗面スペースにTEORI(テオリ)スリットスツールダストボックスもお準備しました。

■曲水舎(きょくすいしゃ)

細川藩の水車小屋や古民家を移築するなどして造り上げたお食事処「曲水庵」は、震災前は青風荘のお食事処として訪れた人たちの憩いの場でした。改修工事後は宿泊施設とライブラリーがある「曲水舎」と名前を変えて新たなコミュニティスペースとして生まれ変わりました。

以前の大きな梁や柱をできるかぎりそのまま利用している為、客室は個性溢れる趣のある作りになっています。

ここの奥に客室があり、こたつと造作のテレビボードなどご納品させていただきました。撮影当日にお部屋をご利用されていたので、ご紹介できないのが残念ですが、曲水舎の雰囲気だけでもお伝えできたらと。

熊本にお立ち寄りの際は、是非「地獄温泉 青風荘.」に足を運んでみて下さい!!

地獄温泉 青風荘.
〒869-1404
熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽2327
TEL:0967-67-0005
定休日 火曜日

今回ご提案した家具

最新の実績